こんにちは、もぐです。
今日は「耳管開放症」についてです。
突然ですが、耳管開放症って聞いたことがありますか?
わたしは自分がなるまで全く知りませんでした。
歌手の中島美嘉さんも罹っているそうです。
わたしは医者ではないので、自分の経験しかご紹介できませんが、
もし同じような症状の方がいたら、参考にしていただけたら嬉しいです。
発症したばかりの頃は不安でいろんな情報が欲しいと思います。
耳管開放症とは
その名のとおり、普段は閉じているはずの「耳管」が閉じなくなる症状です。
発症時の症状
・朝起きたら、飛行機の中で耳が詰まっているような、水の中にいるような感覚だった
・話すと自分の声が耳に響く
・雑音のあるところで隣の人の声が聞こえない
(それまでは聞こえていたような状況で)
(→以上のような症状がある方は、もしかしたら耳管開放症かもしれません!!
急いで耳鼻科へ行ってください。詳細はあとで書きますが、最初が肝心で治療が遅れると治りにくくなると言われています。)
話を戻します…
このような症状が出て「これはどうしたことか!!」と、ネットでググりまくりました。そこで同じような症状の記事を見つけ、耳管開放症という病気があることを知りました。
そして「ストレス」や「体重の急激な減少」が原因の一つということが分かり、なるほどと思いました。
前の職場を退職した2週間後くらいのことでした。ストレスで急激に痩せていたので、「そのとおり!」と思ったのです。
治りますか?
そうなると次に気になるのは「治るの??」ということです。
ネットでいろいろ調べてみると、症状は治まっても再発しやすいという情報が多く、ちょっと絶望しました。なぜなら急性期の症状はかなり不快だったからです。
でも、私の経験では(あくまで私の場合ですが)、最初にちゃんと病院に行って適切に治療をすれば、いつまでも超不快な状態が続くことはありません。
この記事を書いている2020年9月現在で、発症から3年以上が経っていますが、最初のような強烈な不快感は出なくなっています。半年くらいは通院して治療をしましたが、その後は、調子が悪くなったときだけ薬をもらいにいく程度で過ごせるようになりました。
急性期を乗り越えてからは、体調が悪かったり、疲れが溜まったり、痩せたりすると発症するといった感じです。痩せると症状出やすいのがちょっとツライですね…、だってスリムでいたいじゃないですか(笑)
あとは気候も関係します。台風が来たり、低気圧が来たりすると調子が悪くなります。
初期の治療とは
発症したとき最初にどんな治療かというと、主に服薬です。お薬を飲みます。
私の場合はプレドニンというステロイド剤を服用しました。
正確な薬品名は【プレドニゾロン錠「タケダ」5㎎】というものでした。
(その前にメチコバール錠500㎍とアデホスコーワ顆粒10%という薬を1週間投薬されたのですが、全くよくなりませんでした。今となっては最初からプレドニン飲みたかったーと思いますが、先生も症状を見て副作用の少ない薬から処方するのだと思います。)
ステロイドは劇薬のため、2日分ずつ処方され、トータルで1日2回を4日間、1日1回を2日間だけ服用しました。まさに魔法の薬でした。ひどい症状が劇的に改善されました。(ステロイドを服用している間もメチコバール錠500㎍とアデホスコーワ顆粒10%は1日3回飲んでいました。)
漢方
その後症状が緩和されたので、ステロイドはなくなり、メチコバール錠500㎍とツムラ五苓散エキス顆粒(医療用)いわゆる五苓散という漢方に切り替えることになりました。五苓散は身体の水の流れを整えるそうです。効くと言えば効きます(笑)多少気休め感はあります。でも飲まないと何となく調子が悪いという感じで、半年くらい通院して処方してもらっていました。
再発時
再発時には、自然に治るのを待つこともあれば、状況を見て病院に行くこともあります。再発時にツムラ加味帰脾湯エキス顆粒(医療用)という漢方を処方してもらったことがあります。「カミキヒトウ」と読みます。こちらは”気にしすぎ”な人に”鈍感力”を与えるような漢方らしいです。当時周りが気になりすぎていた私にとってはとてもいい薬だったと思います。気にしすぎはストレスにもつながりますので、そういう意味では繊細な方には合うと思います。わたしの場合は五苓散よりも症状が緩和されました。
まとめ
耳管開放症を疑う症状
・朝起きたら、飛行機の中で耳が詰まっているような、水の中にいるような感覚
・話すと自分の声が耳に響く
・雑音のあるところで隣の人の声が聞こえない
(それまでは聞こえていたような状況で)
原因
「ストレス」や「体重の急激な減少」が原因となりうる
主な治療
ステロイドや漢方など
とにかく最初が肝心です。
おかしいなと思ったらなるべく早く耳鼻科を受診してください。
でも、こうならないためにはストレスを抱えないのが一番です。
これからもストレスを癒せるような発信をしていきたいと思います。
もぐ